2005年4月18日オープン。店主の三田氏は大勝軒@東池袋等で修業経験があるようです。ただ店名に大勝軒の名前を使わないだけあり独自路線ですね。濃厚なつけ汁の海苔の上にさらに魚粉をのせるつけめんは「六厘舎系」としてラーメンシーンに多大な影響を与えています。
つけめん同様、中華そばにも魚粉は乗るんですね。海苔が沈まない濃度や粘度から相当材料を使っているんだろうなって想像ができます。ただこれだけ濃厚だけどしつこかったり重たさを感じさせないところはすごい。もっと力技なラーメンを予想していたけど、油やタレの濃さを絶妙なバランスで調整しているのだと思います。麺は浅草開化楼。つけ麺のものよりは細めで、やや縮れがかった中太麺を合わせています。薄くスライスされたバラロールチャーシューは全体の調和に比重を置いたのか控えめな味付け。
大量の食材をふんだんに使った濃厚で適度にとろみのある豚骨魚介のつけ汁。さらに海苔イカダの上に魚粉を乗せたアプローチ。非常に豪快さがあり、今や多くの店舗が真似をするスタイルですが、やはり中華そば同様、単に濃厚に仕上げるのではなく後半までピークが続くようなバランス感覚を併せ持っています。チャーシューが前回食べた中華そばの時よりもさらにパワーアップしていますね。麺は浅草開化楼の特注麺。固めでがっしり力強くやや縮れの入ったもので、小麦の香りや旨味もしっかり感じます。
その行列のあまりの長さに近隣住民へ迷惑がかかることを理由に2010年8月29日をもって営業をしていなかったのですが、土曜のみということで近隣から許可を得て整理券、待合室を設け2012年1月8日より再スタートとなりました。東京駅の店舗は何度か訪問しましたが本店は5年ぶり。浅草開化楼の極太麺は以前よりさらにパワーアップしましたね。しかし何だろう、つけ汁の方は、海苔イカダは相変わらずですが味の方は若干変わりましたね。脂の存在が強くなったのかな?以前より単調で六厘舎を模倣した他店のつけ麺のような感じだなぁ。