2003年12月12日オープン。麺屋武蔵の4店目。店内はL字カウンターがありますが角の部分に壁があり、反対側へ移動するには一旦店を出なければならない変わった形。メニューは白、黒、赤とありそれぞれ別の油を使い特徴を出しています。白は山椒を加えた油、黒はイカ墨油、赤は辛味をつけた油。湯切りの際に従業員が威勢良く掛け声をかけているのも武蔵ならでは。
豚骨ベースのどっしりしたスープです。イカ墨も見た目のインパクトだけではなく風味やコクが増していて効果的ですね。イカ墨の影響だと思いますが、キュッと歯が止まるような面白い食感。麺はやや縮れたぷりっとした食感の太麺で存在感がありますね。チャーシューは提供直前に豪快にぶつ切りにされたもので、かなり分厚くて食べ応えがあります。一見すると非常に豪快なラーメンですが、パーツごとに見ると武蔵らしく丁寧に作り込まれています。
最もベーシックであろう白ですが、もともとのスープがどっしりしているため物足りなさはありません。それどころか、黒を食べた時よりも油による重たさを感じる。油で変化を与えているラーメンだけに、油を強く感じてしまうのは仕方ないことですが…。