2001年2月26日オープン。京都出身の店主は春木屋@荻窪の味に感銘を受け、独学で和風出汁のラーメンを作り上げました。当時関西ではポピュラーではなかった和風ラーメンを根付かせた先駆者でもあります。
いびつな形ながらも美しい器で提供されます。鶏と魚介のダブルスープということですが、青葉のような白湯スープではないので完全に和風寄り。煮干しや鯖節、昆布などを合わせており、油からも魚介の香りが漂います。麺は細縮れ麺。この麺自体の食感や風味は非常に大人しいです。恐らくスープは無化調かと思いますが、コクはあるものの引きが早いので、しっかりスープを拾いつつ後に残らないという意味ではうってつけの麺なのかもしれません。チャーシューは表面を炙り香ばしさのある豚、黒胡椒が効いた鶏の2種が乗ります。コリッとした食感のメンマ、半熟加減が絶妙な味付玉子など具材も丁寧に作り込まれていますね。