2008年9月オープン。東池袋大勝軒と冠しているけどここは「とみ田@松戸」が手がけています。店内はカウンター、テーブル、小上がり席がありファミレスのような広さです。赤ちゃん用の椅子なども用意してあって、ファミリーで楽しんでもらいたいという富田氏の思いを感じられます。ということもあってか中華そばは普通盛で180g、もりそばは200gとやや少なめの設定ですね。中盛がそれぞれ240g、300gです。
適度な粘度をもったつけ汁です。大勝軒系のつけ汁の味作りで重要となってくる、甘味、辛味、酸味の中では甘みが強め。これに関しては富田氏出身のこうじグループの特徴でもありますね。とみ田ほど濃度が高いつけ汁ではないですが、逆に食べ手を選ばないといったメリットもあるかもしれません。イメージとしてはとみ田と大勝軒の中間かな。あと毎朝富田氏が打っているという麺もとみ田のものよりは細めです。全体的にとみ田の方向性を持ちつつも、より幅広い客層に受け入れられやすいポイントを狙ったのかな。
つけ汁はしょっぱさはさほどないですが濃厚なのですき焼き風にして食べるのもありですね。
中華そばも甘みはありますが、もりそばと比べるとサバ節や煮干しといった魚介の風味が立ったスープで、ドロッとしたスープの印象を引き締めています。逆にしっかり魚介を出さなかったら途中で飽きてしまいそうなスープだもんね。
並なので200gです。もともと動物系の濃度を高めたところに魚粉もしっかり、あとは絶妙にクセになる甘みがあって麺が進みますね。やはり200gだとあっという間だし、まだ温かいつけ汁を使い切らずに終わっちゃうのも勿体ないね。
炒め野菜を合わせたつけ麺は、麺や紅丸@市原をきっかけに好きになったのですが、やはり香ばしく炒められた野菜とつけ汁の相性が良いね。ただ、ROZEOはもともとスープの濃度が高いのでそれほど影響を受けにくかったりもして、このメニューにおいては紅丸ほどのワクワク感は得られなかったなぁ。